2020. 12. 3 - 4 @ ベルサール御成門タワー

Keynoteキーノート

「成長につながるブランドPurpose」

「成長につながるブランドPurpose」

多くの世界中の有数なブランド企業の売上が下がってきている。社員のエンゲージメントも、過去最低レベルである。顧客の理想は、全くもって変わりました。リーダーたちは、「OutBox」(主体性)ではなく、「InBox」(受動性)によって支配されています。インスパイヤリングな共感し鼓舞させられる大義にもとづいて企業やチームの基礎を構築していくことが、この環境を勝ち抜く道しるべなのです。
ジム・ステンゲルは、P&G在籍中の初期の頃から、「Purpose(大義)」をもってリーダーとして先導...
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ジム・ステンゲル
2008年10月、ジム・ステンゲルは、世界でもブランドビルディングに優れた企業として賞賛されているP&Gのグローバルマーケティングオフィサーの役を退任すること表明し、マーケティング業界を激震させた。この動きは、彼のより高いレベルに焦点を当てて、ビジネスを成長させると...
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ジム・ステンゲル来日によせて

  • 伊東 正明
    伊東 正明
    株式会社吉野家
    常務取締役

    「ホンモノ」のグローバルCMO

    P&G在籍時代、最もインスピレーショナルなCMOでした。Brand Purposeを説き、「ブランドの存在意義」を定義することで消費者ひいては社会に存在する意義を構築する戦略・施策を導く組織を作り上げました。毎月1度あった「ジム・ステンゲル・アワー」は兎角面倒くさくてサボりがちなグローバルビデオキャストでもできる限り参加したいと思わせるコンテンツを連発していたのを今でもよく覚えています。今回の来日で日本のマーケターに「ホンモノ」のグローバルCMOに触れていただきたいと思います。めっちゃいいですよ。

  • 徳力 基彦
    徳力 基彦
    アジャイルメディア・ネットワーク株式会社
    取締役CMO

    私が肩書きをCMOにした「きっかけ」

    ジム・ステンゲル氏の書籍「GROW 本当のブランド理念について語ろう」を読んだのは2013年のことです。当時の私は、まだマーケティングの最高責任者であるCMOの本当の意義や役割を理解していませんでしたが、ステンゲル氏の本を読んで初めて明確にCMOという役割の重要性を理解することができたことをよく覚えています。私が社長から取締役に交代する際に肩書きをCMOにしたのは、実はステンゲル氏の本がきっかけでした。本を読んで、日本企業にもマーケティング視点で企業経営を考えるCMOという役割が必要だと感じ、自分も日本にCMOが増えるための活動の一翼を担えたら良いなと憧れてしまったわけです。 そんなジム・ステンゲル氏が来日されるということで、今から非常に楽しみにしております。

  • 菅 恭一
    菅 恭一
    株式会社ベストインクラスプロデューサーズ
    代表取締役社長

    経営・顧客支援の「答え合わせ」の拠り所

    生活者と企業が直接つながる時代だからこそ、それが戦略であれ、戦術であれ、私たちマーケターが日々の活動に向き合う所作は、常に理念ドリブンでなければならない。「GROW 本当のブランド理念ついてに語ろう」を手にした当時、私はエージェンシーのデジタル部門責任者として、自社の売上と施策KPIのパフォーマンスに追われる毎日でしたが、「私たちは何を目的に働いているのか」という問いに対する道筋が開かれ、随分救われたのを覚えています。会社経営者となった今も「ブランド理念の木」「5つのルール」は自社の経営、顧客支援活動の答え合わせの拠り所です。沖縄で、生のジム・ステンゲル氏にお会いできると聞き、心が震えています。

  • 鈴木健
    鈴木健
    株式会社ニューバランス ジャパン
    DTC&マーケティング ディレクター

    心を動かされないマーケターはいない

    ジム・ステンゲル氏の『GROW:本当のブランド理念について語ろう』で語られる、「高次元の目的(Higher Purpose)=ブランド理念」に心を動かされないマーケターはいないだろう。しかも、それがP&GのCMOが実践していた考えであればなおさらだ。彼の「5つの基本原則」は、ジム・コリンズ氏のビジョナリーカンパニーの原則、マズローの欲求のモデル、そしてジョゼフ・キャンベル氏の神話の法則くらい強力に響く。この数少ない人間の本質的な価値をとらえていないブランドは成長しないというのだから。変化の激しいこの今だからこそ、ステンゲル氏の声を聴く絶好のチャンスである。

ジム・ステンゲル 執筆の注目書籍

  • 『本当のブランド理念について語ろう 「志の高さ」を成長に変えた世界のトップ企業50』

    『本当のブランド理念について語ろう 「志の高さ」を成長に変えた世界のトップ企業50』
    刊行:
    CCCメディアハウス

    「顧客はボス」の視点から。P&Gの多数のブランドを成功させたカリスママーケターが、ビジネスで成果を出すための〈理念のあり方〉を説く。

  • 『会社は何度でも甦る ビジネス・エコシステムを循環させた大企業たち』(2019/2/1発売予定)

    『会社は何度でも甦る ビジネス・エコシステムを循環させた大企業たち』
    刊行:
    CCCメディアハウス

    レガシー 企業を蘇えらせるための新戦略を元P&Gの伝説のマーケターが実例を用いて伝授。成熟企業(=レガシー企業)の再創造戦略。

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